大会長挨拶

スタッフ挨拶の最後、大会長による挨拶です。

 

 

お久しぶりです。東京大学3年の鈴木叡智と申します。
2020年3月および5月の開催が中止となった「第18回KQA杯」、および2024年5月開催予定の「第18回KQA杯 Re-Boot!(以下、本大会)」において、大会長・問題統括などを務めております。

 

私は、この世代で最もKQAでの青春を謳歌したプレイヤーでした。
緊張で指が震えて何もできなかった2015年9月の早稲田例会から、運さえも味方につけて有終の美を飾った2020年2月の渋渋渋幕例会まで。
どんなときも競技クイズと共に過ごしてきた私の5年間は、改めて深く語る必要がないほど今も輝いております。

そんな私にとってKQA杯は、私を育ててくれたKQAに恩返しができる場でもありましたが、同時に私の青春の終着点、受験生として心機一転を図るタイミングでもありました。
ですが、到来したパンデミックを前に大会を開催することは困難を極め、高校3年生になってからも開催に向けて奔走いたしましたが、終ぞその願いが叶うことはありませんでした。

 

以降、ずっと本大会を開くことを夢に見てきましたが、一人ではなかなか踏ん切りがつかず、「いつか開きたい」という気持ちだけを胸に秘めて、細々と準備を重ねる日々を送っておりました。
そんな中、夢に描いてきた本大会の開催を後押ししてくれたのは、他でもない同期の皆です。

※本大会は、2020年より無期限延期状態にあった「第18回KQA杯」を開催するためのものではなく、あくまで「第18回KQA杯 Re-Boot!」という別の大会として、問題やコンセプト等を一新して運営を行っております。
そのため、KQA加盟校のスタッフとして当時の大会に携わっていただいた方も、本大会にはプレイヤーとして参加することが可能です。

 

私は競技者として一線を退いて久しいですが、KQAの中で育まれ、年月をかけて培ってきたものが完全に失われたわけではありません。
長い間お世話になったKQA、そして競技クイズ界に感謝を込めて、また、当時私たちと共に競技クイズに興じた人々にめいっぱい楽しんでいただけるように、少しでも良い大会にしていきたいと考えております。

それでは、当日に大会会場で皆様にお会いできることを楽しみにしております。
本大会をどうぞよろしくお願いいたします。